【乳房超音波検査体験漫画】検査の流れやマンモグラフィとの違いは?
PROFILE
1 乳房超音波検査をいざ体験!
2 乳房超音波検査に関するQ&A
乳房超音波検査をいざ体験!



乳房超音波検査に関するQ&A
乳房超音波検査に関する質問を、森医師に伺いました。
乳房超音波検査はどんな人におすすめですか?
マンモグラフィの対象とならない人や、痛みが苦手な人、40歳未満の人におすすめです。
マンモグラフィの対象という点でまず覚えておいてほしいのは、29歳以下の人はマンモグラフィを受けることができません。そのため、29歳以下の人で乳がん検診を受けたいという希望があれば、乳房超音波検査を受けてください。また、実際には放射線のプロテクターなどを付ければマンモグラフィを受けても悪影響はないのですが、妊娠中や授乳中の方はマンモグラフィを受けられない検診施設もあります。その点、超音波検診であれば受診可能です。そのほかには豊胸手術を受けた人もマンモグラフィの対象ではなく、超音波検診なら可能です。
特に日本人は、40歳未満の人の場合、乳腺が発達している高濃度乳房という状態の人が多くいます。高濃度乳房だとマンモグラフィでは全体が白っぽく映ってしまい精度が下がってしまうので、被爆リスクを鑑みても、40歳未満であれば超音波検査がおすすめです。
もちろん40歳以上でも、マンモグラフィの痛みが苦手で検診を受けることに前向きになれない人や、2年に一度マンモグラフィ検診を受けている人が、その間に自主的に検診を受けるようなケースでは、あえて超音波検診に種類を変えてみるというのも良いでしょう。
痛みもないのであれば、マンモグラフィよりも乳房超音波検査のほうが良いのでは?
そうとは言えません。乳がんの種類や場所によっては、マンモグラフィだからわかりやすいものもあれば、超音波だからわかりやすいものがあります。
乳房超音波検査だと見つけにくいというのは例えばどんながんですか?
先ほど妊娠中や授乳中でも受けられるとお伝えしましたが、乳腺が張っている状態なので、そうでないときと比較すると精度が下がります。また、乳がんの中には石灰化といって、乳腺組織にカルシウムが付着して硬くなった状態のものがあります。すべてが乳がんというわけではなく、良性のものも多いのですが、石灰化した組織は超音波には映りにくく、マンモグラフィの方が発見しやすいです。
乳がんの早期発見のためには検診さえ受けていれば安心ですか?
これも一概には言い切れません。40歳以降は2年に1度のマンモグラフィ受診が推奨されていますが、少ないといっても40代以前に乳がんになる人もいれば、検診と検診の間に成長する乳がんもあります。早期発見のためには、日頃から自身の胸に関心を持つ「ブレスト・アウェアネス」が重要です。
ブレスト・アウェアネスの詳細はこちらの記事でご確認ください。
ブレスト・アウェアネスってなに?自分のために習慣化したい「健康のためのバストケア」
そして、検診と診察は別物だということも理解しておいてください。自分で胸の変化に気が付いても、定期的な検診があるからと受診を先送りにしてしまう人がいます。しかし、異常があるからこそ詳しく検査をする診察と定期的な検診では、検査の内容や方法も異なります。日頃から自身の胸の状態を知り、変化があれば必ず受診するようにしてください。