骨粗しょう症の症状をチェック|初期サインと受診の目安
PROFILE
1 骨粗しょう症とは?
2 骨粗しょう症の主な症状
3 更年期以降は特に気をつけたい骨粗しょう症
骨粗しょう症とは?
骨粗しょう症とは、骨の量と質が低下し、骨折しやすくなる状態を指します。骨は常に「骨形成」と「骨吸収」を繰り返し、強さを保ちます。骨形成とは新しい骨を作る働き、骨吸収は古い骨を壊す働きです。
加齢やホルモンの変化、生活習慣の乱れ等が重なると、このバランスは崩れやすくなります。骨吸収が骨形成を上回ると、骨密度が低下します。
特に女性は、閉経後に女性ホルモンであるエストロゲンが減少します。エストロゲンは骨吸収を抑える役割を担うため、閉経後は骨量が急激に減少しやすくなります。
初期はほとんど自覚症状がない
骨粗しょう症の大きな特徴は、初期に自覚症状がほぼない点です。痛みや腫れが出ないため、日常生活で気づきにくい傾向があります。
骨密度は少しずつ低下しますが、外見から判断できません。多くの場合、転倒やくしゃみ等の軽い衝撃で骨折し、初めて発覚します。
骨粗しょう症の主な症状
骨粗しょう症は自覚しにくい病気です。しかし、いくつかのサインがあります。
気になる変化を見逃さず、早めに医療機関へ相談することが大切です。早期に対応すれば、骨折の予防につながります。
ここでは受診の目安を解説します。
急な背中の痛みが続く場合
上記で説明した症状の他、突然、背中の痛みが続く場合は注意が必要です。特に思い当たる強い外傷がないのに痛む場合、背骨の圧迫骨折が隠れている可能性があります。
例えば、動いたときに背中にピキッとした痛みが走る、じっとしていても鈍い痛みが続くといった症状がみられることがあります。
数日たっても違和感が続く場合は、整形外科でレントゲン検査を受けることをおすすめします。早期に診断すれば、治療と再発予防に取り組めます。
健康診断で骨密度低下を指摘された場合
健康診断で骨密度の低下を指摘された場合も受診の目安です。骨密度とは、骨の強さを示す指標です。
数値が低いまま放置すると、将来の骨折リスクが高まります。症状がなくても専門医へ相談することが大切です。
更年期以降は特に気をつけたい骨粗しょう症
骨粗しょう症は、特別な人だけの病気ではありません。自覚症状がほとんどないまま進行し、ある日突然の骨折で気づく場合があります。だからこそ、背中の痛みや身長の変化といった小さなサインを見逃さない姿勢が大切です。
とくに更年期以降の女性は、ホルモンバランスの変化により骨量が減りやすくなります。今は元気に過ごしていても、骨の状態は目に見えません。健康診断の骨密度検査を活用し、必要に応じて医療機関へ相談することが将来の安心につながります。