年齢を重ねることはマイナスなことじゃない──楽しく歳を重ねていく今の私【連載Vol.3】
PROFILE
1 年齢による変化や不調は、人それぞれ
2 年齢を重ねることは、マイナスでも隠すようなことでもない
3 年齢をどう捉えるかは、自分が決めていい
年齢による変化や不調は、人それぞれ
I'm OK?編集部:年齢を重ねる中で、「変わった」と感じることや、「変わっていない」と感じることはありますか?
梅宮アンナさん:年齢を重ねることによる不調って本当に人それぞれだと思います。実際に、つらい症状を感じている方が多いことも知っています。そのうえで、私はたまたま今のところ、大きな不調をあまり感じていません。
出産後に体重のコントロールが難しいと感じたことはありましたが、それ以外で強い体調不良を経験してきたわけではないんです。若い頃から、夜は早く寝て朝も早く起きる生活を続けてきましたし、お酒も飲まず、タバコもだいぶ前にやめています。そうした生活を続けてきたことが、今の自分の状態に影響しているのかもしれません。ただ、それがすべてではありませんし、同じように生活していても症状が出る方もいると思います。
がんを経験して、今も抗がん剤やホルモン剤を服用していますが、大きな体調不良は特にありません。更年期の症状としてよく聞くホットフラッシュも、まだ感じていないんです。でも、更年期の症状は現れ方も重さも本当に個人差があるものですよね。私の母もほとんど症状がなかったようですが、逆につらい思いをしている方がいることも理解しています。
もちろん、まったく変化がないわけではありません。以前より少しイライラしやすくなったかな、と感じることはあります。ただ、それが年齢によるものなのか、薬の影響なのか、自分でもはっきりは分かりません。
年齢を重ねたら必ず不調が出る、と決めつけることもできないし、逆に「出ないはず」と言い切ることもできない。だからこそ、「こうあるべき」と思い込まずに、自分の体や心の状態をその都度確かめながら向き合っていくことが大切なのかなと感じています。
年齢を重ねることは、マイナスでも隠すようなことでもない
I'm OK?編集部:若い頃から年齢そのものに対する意識はありましたか?
梅宮アンナさん:若い頃から、年齢そのものをあまり気にしてきませんでした。ただ、早く18歳になりたかったことは覚えています。車に興味があって、早く車の免許を取りたかったので。でも、それ以外で年齢に特別な意味を持たせたことはあまりないですね。
世の中には、「女性に年齢を聞くのは失礼」という風潮がありますよね。でも私は、その感覚自体を少し不思議に思ってきました。年齢は事実の一つであって、それを隠さなければいけないものなのかな、と。もしかしたら、「若くあるべき」という社会の前提が、どこかにあるのかもしれませんね。
私自身は、年齢を聞かれるのが嫌じゃないんです。年相応に見られたい気持ちはありますが、年齢を重ねること自体にマイナスのイメージはありません。例えば、年を重ねてシミが増えたなとか、変化は感じます。でも私は太陽を浴びるのが好きなので、「まあ、そういうものかな」と受け止めています。
年齢を重ねることは、隠すことでも、恥ずかしいことでもないと思っています。
年齢をどう捉えるかは、自分が決めていい
I'm OK?編集部:更年期に対して不安を抱えている女性は多いと思います。これから年齢を重ねていく女性に、今伝えたいことを教えてください。
梅宮アンナさん:更年期は女性にとって大きな転換期でもあって、不安なイメージを持つ方も多いと思います。でも実際には、症状の現れ方も重さも人それぞれですし、必ずしもみんなが同じように経験するわけではないと思っています。
不安やつらさを感じること自体は、決して弱さではないと思います。そのうえで、もし余裕があるときには、そのときの自分にできることを少しずつ選んでいけたらいいのではないでしょうか。もし、体を動かす余裕があるなら、少し散歩をしてみるとか、軽くストレッチをしてみるとか。無理のない範囲で、体を動かす習慣を持っておくのはひとつの方法かもしれません。
私自身は、なるべく外に出たり、運動したりすることを意識してきました。それが気分転換にもなって、結果的に体調を整える助けになっていると感じています。
また、年齢をどう捉えるかは、自分が決めていいことだと思っています。マイナスに見ることもできるし、ポジティブに見ることもできる。だったら、できるだけ前向きに捉えたいなと思っています。社会の「こうあるべき」に合わせるのではなく、「今の私はどう感じている?」と問いかけながら、年齢と向き合っていけたらいいですよね。