【保存版】ブレスト・アウェアネス実践チェックリスト│いつもとの違いに気づくために
乳房のチェックと聞くと、しこり等の異常を探すものだと思う方もいるかもしれません。しかし、大切なのは自分で病気を見つけようとすることではなく、普段の乳房の状態を知り、変化に気づけるようにすることです。
その考え方として推奨されているのが、ブレスト・アウェアネスです。毎日の着替えや入浴等、日常生活の中で自分の乳房を意識することから始められます。
この記事では、ブレスト・アウェアネスの基本と、今日から実践できるチェック方法を紹介します。
毎月の確認に使える、ブレスト・アウェアネス実践チェックリストも用意しています。記事とあわせて保存し、自分の乳房の状態を確認する際に活用してみてください。
- 1.ブレスト・アウェアネスとは?
- 2.大切なのは、いつもの状態を知ること
- 3.ブレスト・アウェアネスで意識したい4つのアクション
- 4.まずはやってみよう「ブレスト・アウェアネスチェック」
- 5.毎月のチェックに使える、ブレスト・アウェアネス実践チェックリスト
- 6.チェックリストを使ってブレスト・アウェアネスを習慣にしよう
- 7.「いつもと違う」と感じたら、自己判断せず医療機関へ
ブレスト・アウェアネスとは?
ブレスト・アウェアネスとは、乳房を意識する生活習慣のことです。普段から自分の乳房を見たり触れたりして状態を知ることで、「いつもと違う」と体の変化に気づきやすくなり、医療機関へ相談するきっかけとなります。
ブレスト・アウェアネスは、特別な準備や時間を必要とするものではありません。着替えや入浴の際等に、自分の乳房へ自然に意識を向けることもブレスト・アウェアネスの一つです。
「異常がないか」と構えるのではなく、日常の中で自分の乳房に意識を向けることから始めてみましょう。
ブレスト・アウェアネスの考え方や重要性は、次の記事でも詳しく解説しています。
【関連記事】ブレスト・アウェアネスってなに?自分のために習慣化したい「健康のためのバストケア」
大切なのは、いつもの状態を知ること
乳房の大きさや形、触れた時の感覚には個人差があります。また、月経周期や年齢等によって、張りや硬さ等、乳房の状態が変わることもあります。
そのため、誰かの状態と比べたり、一度のチェックで判断したりするのではなく、自分のいつもの状態を知ることが大切です。
普段から見たり触れたりしておくことで、「以前はなかった変化がある」「いつもと触れた感じが違う」といった変化に気づきやすくなります。
日常生活の中で乳房を意識することを習慣にし、違いを感じた時はそのままにせず、医療機関へ相談することが大切です。
ブレスト・アウェアネスで意識したい4つのアクション
ブレスト・アウェアネスには、意識したい4つのアクションがあります。

日頃の確認だけでなく、変化に気づいた時は医療機関に相談し、年齢に応じて乳がん検診を受けることも大切です。
1.普段の乳房の状態を知る
まずは、鏡で見たり手で触れたりして、自分の乳房の大きさや形、皮膚や乳頭の様子、触れた時の感覚を確認しましょう。
「チェックしなくては」と身構える必要はありません。着替える時、入浴する時、下着を着ける時等、日常生活の中で乳房に意識を向けてみましょう。
2.乳房の変化に気をつける
普段の状態を知ったら、「いつもと違うところはないか」という視点で変化に気をつけましょう。
確認したいのは、しこりだけではありません。乳房の形や皮膚の見た目、乳頭の向きや分泌物、脇の下の状態等も含めて、普段との違いがないかを意識します。
3.変化に気づいたら、専門医へ相談する
気になる変化があった時は、自分だけで大丈夫と判断したり、次の検診まで待ったりせず、乳腺外科等の専門医へ相談しましょう。
症状がある場合に受ける診察と、症状がない方を対象とした乳がん検診は目的が異なります。しこりや乳房のひきつれ、乳頭からの血性の分泌物、湿疹・ただれ等、気になる変化がある場合は、医療機関を受診することが大切です。
4.2年に1回、乳がん検診を受ける
日頃から乳房を意識していても、自分では気づきにくい乳がんがあります。ブレスト・アウェアネスは、乳がん検診の代わりになるものではありません。
国が推奨する乳がん検診は、40歳以上の女性を対象に、2年に1回のマンモグラフィ検査を受けるものです。気になる症状がなくても、対象年齢になったら定期的に受診しましょう。
まずはやってみよう「ブレスト・アウェアネスチェック」
ブレスト・アウェアネスを始めるために、まずは自分の乳房・乳頭・脇の下を見たり触れたりしてみましょう。
日頃から乳房に意識を向けながら、月1回程度を目安にあらためて確認しておくと、普段との違いにも気づきやすくなります。
セルフチェックの方法は、乳がんのセルフチェック完全ガイドでも解説しています。
乳房をチェック
鏡で乳房全体を見たり、手でやさしく触れたりしながら、次の点を確認します。

左右の乳房は、もともと大きさや形が異なることもあります。左右差そのものではなく、以前と比べて変化していないかを確認しましょう。
乳頭をチェック
乳頭の見た目や分泌物について、次の点を確認します。

乳頭も、現在の形だけで判断せず、これまでと比べて変化がないかを確認しましょう。
脇の下をチェック
脇の下にもやさしく触れ、しこりや腫れがないかを確認します。
乳房だけに意識が向きやすいですが、脇の下もあわせて確認しておくと、普段の状態をより広く把握できます。
毎月のチェックに使える、ブレスト・アウェアネス実践チェックリスト
ブレスト・アウェアネスを実践する際は、ぜひブレスト・アウェアネス実践チェックリストを活用してみてください。
乳房・乳頭・脇の下のチェック項目と、1年間の実施状況を記録できる欄を1枚にまとめました。スマートフォンに保存したり、目につく場所に貼ったりして、確認する際に活用できます。
まずはチェックリストを保存し、今日からの確認に活用してみてください。
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チェックリストを使ってブレスト・アウェアネスを習慣にしよう
ブレスト・アウェアネスで大切なのは、一度だけ念入りに確認することではなく、乳房を意識する習慣を無理なく続けることです。
チェックリストを活用しながら、次の3つのポイントを意識してみましょう。
- 毎月チェックするタイミングを決める
- 年間チェック欄に実施日を記録する
- 気になったことをメモ欄に残す
毎月チェックするタイミングを決める
「毎月1日」「月初めの入浴後」等、覚えやすいタイミングを決めておくと続けやすくなります。カレンダーやスマートフォンのリマインダーに登録しておくのもおすすめです。
月経のある方は、月経終了後の乳房の張りが少なく、確認しやすいと感じる時期を選んでもよいでしょう。大切なのは、無理なく続けることです。決めた日にできなかった場合も、思い出したタイミングで確認しましょう。
年間チェック欄に実施日を記録する
確認したら、チェックリストの年間チェック欄に印をつけましょう。記録を残すことで、最後に確認した時期が分かり、次のチェックも忘れにくくなります。
気になったことをメモ欄に残す
気になることがあった場合は、いつ・どこに・どのような変化を感じたかを簡単にメモしておきましょう。
気になる変化があった場合は、早めに医療機関へ相談してください。
「いつもと違う」と感じたら、自己判断せず医療機関へ
ブレスト・アウェアネスは、乳がんかどうかを自分で診断するためのものではありません。また、「しこりがないから大丈夫」とは限りません。
いつもと違う変化に気づいたら、インターネットの情報だけで自己判断したり、次回の乳がん検診まで待ったりせず、医療機関へ相談しましょう。
しこり以外に注意したい変化については、次の記事でも解説しています。
【関連記事】「乳がん=しこり」じゃない!?乳がんの意外なサイン
まずは今日、自分の乳房に意識を向け、いつもの状態を確認してみましょう。チェックリストを保存し、次に確認するタイミングも決めておくと、無理なく続けやすくなります。
日頃からブレスト・アウェアネスを実践し、定期的に乳がん検診を受けることで、自分の体と向き合う習慣を身につけましょう。



