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カラダとココロ

生理前や生理中に腰が痛いのはなぜ?原因と痛みを緩和する方法を解説

公開日:2024.03.27
更新日:2024.04.26
生理前や生理中に腰が痛いのはなぜ?原因と痛みを緩和する方法を解説
生理前や生理中に腰痛が発生し、悩む女性は少なくありません。毎月生理が来るたびに腰が痛くなってしまうことに嫌気が差しているものの、緩和する方法がわからず我慢している方もいるのではないでしょうか。 そこで今回は、生理前や生理中に起こる腰の痛みを抑える方法について解説します。決して我慢せず、適切な対処法や原因を知って痛みを緩和しましょう。

PROFILE

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専門家/エキスパート 馬場 敦志
筑波大学医学専門学類卒業/現在は宮の沢スマイルレディースクリニック(札幌市)院長として勤務/専門は産婦人科
INDEX

1 生理による腰の痛みを緩和する方法

2 生理のときに腰痛が発症する理由

3 生理の時の腰痛が悪化する行動

4 生理のときの腰の痛みは病気の可能性もある

5 生理の腰痛に関するよくある質問

6 まとめ:生理時の腰痛の原因を知り、できる対策から始めよう

生理による腰の痛みを緩和する方法

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生理によって腰の痛みが引き起こされるのは、多くの女性にとって深刻な悩みです。数日にわたって腰痛がついて回り、思うように動けずイライラしてしまうこともあるでしょう。生理前や生理中の腰の痛みがなくなれば、もっと快適に過ごせると感じている方もいるはずです。

簡単な対処法を取り入れることで、厄介な生理中の腰痛が楽になる可能性があります。まずは、わずらわしい腰の痛みを緩和する方法を見ていきましょう。

体を温める

生理前や生理中に腰が痛くなったとき、おすすめの対処法は体を温めることです。生理中に腰回りが冷えていると、痛みが強く出てしまうことがあります。できるだけ温めて血行を良くすることで、痛みが緩和されるでしょう。

温めるためには、体の内側と外側の両方からアプローチすることが大切です。具体的な方法を確認しましょう。

軽い運動をする

軽い運動をすると、体の内側から熱が生み出されて温まります。生理前や生理中は、運動はするべきではないと考えている人もいるようですが、運動で血行が促進され、結果的につらい腰痛の緩和が期待できます。

生理による腰痛があるときは、すこし体を動かしてみましょう。無理して激しい運動をするとかえって生理痛が悪化する可能性があるため、体調を確認しながらできることを取り入れてみてください。

生理中に取り入れやすい軽い運動として挙げられるのが、散歩です。自宅の回りを20〜30分ほど歩くだけでも、有酸素運動になります。座りっぱなしや立ちっぱなしの姿勢にならないよう、ヨガやストレッチなどを数分間取り入れるのもおすすめです。

腰が痛くなる生理中に限らず、日頃から運動不足を解消しておくとつらい腰痛の防止につながります。生理以外の日も、散歩やストレッチ、ヨガ、ラジオ体操といった軽い運動を取り入れるのがおすすめです。

温かい飲み物を取り入れる

温かい飲み物を取り入れることでも、体が温まります。

生理による腰痛がつらいときにおすすめなのが、ハーブティーです。ハーブティーは多くの種類がありますが、生理中はリラックス効果があり胃腸の調子も整えるカモミールティーや、冷え性や生理痛に効果があるとされるサフランティーを選んでみましょう。ハーブティーにはカフェインが含まれるものもありますが、カフェインには体を冷やす作用があるため生理中の腰痛を緩和したいなら避けたほうが無難です。

より体を温める効果を強くしたいのであれば、ハーブティーに生姜を入れるのもおすすめです。生姜には体を温める効果があるため、すりおろして温かい飲み物に入れるといいでしょう。

ハーブティーのほかには、ホットのココアや豆乳などもおすすめです。ココアにはポリフェノールが含まれているので、血管を拡張させて体の冷えの改善が期待できます。豆乳には女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンが豊富に含まれており、生理痛の緩和効果があるとされています。

体を温めるアイテムを使う

生理中の腰痛は、体を温めるアイテムを使うことで緩和できる可能性があります。生理で腰が痛いときに運動が大事だと理解していても、動くのがつらいときもあるでしょう。そのような場合でも、体を温めるアイテムがあれば手軽に腰回りの痛みを軽減できるかもしれません。

生理中の痛みに備えて、使い捨てカイロを常備しておくのがおすすめです。痛い腰にカイロを貼りたくなりますが、カイロはお腹に貼ってみてください。お腹周辺には臓器が集まっているので、お腹を温めれば全身の血行を効率的に促進できます。カイロであれば、立ち仕事がメインの女性も取り入れやすいでしょう。カイロと合わせて腹巻きを使うと、お腹と腰を全体的に温められます。

デスクワーク中や自宅にいるときに腰痛がある場合は、湯たんぽを使うのもおすすめです。毛布やひざかけなどを使って腰回り全体を温めるのも、腰痛の緩和につながります。

入浴をする

生理時の腰痛がつらいとき、効果的に体を温めたいなら入浴もおすすめです。入浴は血流改善効果が期待できるので、お風呂にゆっくりと浸かることで生理中の腰痛が緩和される可能性があります。

腰が痛い生理中に入浴をするときは、全身浴と半身浴のどちらか、自身が快適だと思えるほうを選択しましょう。全身浴であれば、ぬるめの38度のお湯に25〜30分浸かってみてください。熱めのお湯に入りたいなら、42度で5分ほどが適切です。半身浴であれば、みぞおちあたりまでの約40度のお湯に30分ほど浸かりましょう。

これは、厚生労働省が快眠に効果的として推奨している入浴方法です。生理中に腰が痛いせいで、寝られない方もいるでしょう。適切な入浴は血行促進と同時に快眠もサポートしてくれるので、生理中も無理のない範囲で入浴をしてみてください。

参考:厚生労働省

骨盤ベルトやサポーターを利用する

生理による腰痛がつらいときには、骨盤ベルトやサポーターを利用して骨盤を安定させると痛みが緩和する可能性があります。生理前や生理中は骨盤の関節や靭帯が緩み、骨盤全体が不安定な状態になる時期です。骨盤が緩むと、サポートするために周囲の筋肉に負担がかかった状態になり、腰痛の症状が強くなります。

ただし、骨盤ベルトやサポーターをつけることで生理時の腰痛や腹痛がひどくなる場合は、使用を中止してください。また、きつめのガードルのような補正下着を着用すると腰が包まれて安心できるという方もいますが、生理中は避けたほうがいいでしょう。きつめのガードルを着用すると、血流が悪くなったりしめつけがストレスになったりして生理時の腰痛が悪化する可能性があります。

鎮痛薬を飲む

生理前や生理中の腰痛がつらいのであれば、鎮痛薬を飲むのも効果的です。用法や用量を守って鎮痛薬を服用することにより、生理による腰痛を緩和する効果が期待できます。

鎮痛薬のなかでも、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やアセトアミノフェンは生理痛の原因物質であるプロスタグランジンの合成を抑えてくれます。市販の鎮痛剤を購入するときは、成分を確認してみましょう。

腰痛を緩和するために鎮痛薬を服用するなら、痛みがひどくなる前に飲むのがおすすめです。生理時の腰痛はプロスタグランジンの分泌量増加が大きな原因なので、プロスタグランジンが大量に作られる前に鎮痛薬を使うことで痛みを抑えやすくなります。

プロスタグランジンが沢山作られてから鎮痛剤を服用しても、原因物質がなくなるわけではないので痛みが続いてしまいます。ギリギリまで痛みを我慢してから鎮痛剤を飲むのではなく、早めの服用を心がけましょう。

「生理のたびに薬を服用すると効かなくなる」は間違い

生理のときに腰痛や腹痛があっても、鎮痛薬を使うことに抵抗がある女性は少なくありません。「生理で痛みが起こるたびに薬を飲むと、慣れてしまって効かなくなる」という話を聞いたことがあり、痛みをギリギリまで我慢してしまう経験は多くの女性がしています。

しかし、鎮痛薬は決められた用法や用量を守れば効きづらくなることはありません。1カ月の内、生理による腰痛が起きている数日間鎮痛薬を服用するだけでは、薬が癖になってしまうこともないので安心してください。

1カ月に10日以上鎮痛薬を服用しているようなケースでは、痛みに敏感になったり薬に依存したりしてしまうこともあります。そのような場合は、市販の鎮痛薬の服用を続けず婦人科を受診しましょう。

生理のときに腰痛が発症する理由

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生理のときに腰痛が起こると、すこし動くだけでも痛みを感じて不快な気分になってしまいます。1カ月に数日とはいえ、毎月繰り返されるのは厄介なものです。生理時に腰痛が起こるのは明確な理由があるので、詳しく確認しましょう。

プロスタグランジンの過剰生成

腰痛をはじめとする生理痛が起こるのは、生理時にプロスタグランジンというホルモンが過剰に生成されるからです。

プロスタグランジンは、妊娠しなかった際に子宮内膜から分泌されるホルモンです。子宮を収縮させることで経血の排出を促す働きをしますが、分泌量が多すぎると子宮を収縮させすぎて痛みが発生します。また、プロスタグランジンは体内の血管を収縮させる働きもするため、血行不良による冷えを招いて腰痛を悪化させることも。生理時の腰痛や腹痛に悩まされているのであれば、プロスタグランジンが過剰に作られている可能性が高いです。

リラキシンの分泌

生理時の腰痛には、リラキシンというホルモンも深く関わっています。

リラキシンは卵巣ホルモンの一種であり、関節を緩ませて骨盤を開く働きをします。生理時にはリラキシンが分泌されることで、骨盤が開いて経血を出しやすくなるのです。プロスタグランジン同様生理には欠かせない働きをするホルモンですが、分泌によって悪影響を及ぼすこともあります。

骨盤の関節が緩むことで、不安定な骨盤を支えるために周辺の筋肉に負担がかかります。また、ちょっとした動きで骨盤内の神経が圧迫され、生理時に腰痛が引き起こされてしまうのです。

月経困難症によるもの

日常生活に支障が出るほど腰痛などの痛みが激しい場合は、月経困難症が原因の可能性もあります。月経困難症の症状は腰痛や腹痛、吐き気、頭痛などさまざまですが、仕事に行けなかったり普段どおりの生活が難しくなったりするレベルの病的症状が見られるのが特徴です。

月経困難症は、病気が原因である器質性月経困難症と、病気が原因ではない機能性月経困難症の2つに分けられます。器質性月経困難症は子宮や卵巣の疾患が原因となっていることが多く、症状を改善するためには病気の治療が必要です。機能性月経困難症はプロスタグランジンの分泌量が多い、子宮の発育が未熟、子宮の前屈や後屈が強いといったことが原因として考えられます。

生理の時の腰痛が悪化する行動

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生理前や生理中に発生する腰痛は、日頃の行動によって悪化している可能性があります。生理による腰痛に悩んでいる方は、無意識の内に悪化する行動を取っていないか確認しましょう。

ストレスを放置する

ストレスを放置している方は、生理時の腰痛が悪化する可能性が高いです。ストレスが腰痛に関係あるのか疑問に思われるかもしれませんが、実はストレスと腰痛には密接な関わりがあります。

ストレスを感じると、自律神経のバランスが整いません。自律神経が乱れると血行が悪化し、冷えを感じるようになります。冷えは腰痛の悪化を招くので、ストレスを抱えている方は生理時の腰痛がひどくなるケースがみられます。

仕事の内容や職場の人間関係などで日々ストレスを感じ、家にいるあいだも家事や育児で疲れが溜まってストレスを解消できない。そのように忙しく大変な毎日を送っている現代の女性はストレスを溜め込みやすく、生理時の腰痛も悪化しやすくなってしまうのです。

同じ姿勢のまま長時間過ごす

同じ姿勢のまま長時間過ごすことが多い方も、知らない内に生理時の腰痛を悪化させているかもしれません。

同じ姿勢を取り続けると、血流の悪化を招きます。血の巡りが悪くなると冷えを引き起こしやすくなるため、生理時の腰痛の悪化につながることも。長時間の同じ姿勢で肩や背中の緊張が続いて腰に負担がかかることも、腰痛悪化の原因です。

デスクワークの女性は、長時間同じ姿勢で座りっぱなしになることもめずらしくないでしょう。子育て中の女性も、おんぶや抱っこを長い時間続けたり、子どもの目線に合わせるために腰を丸めたまま世話をし続けたりしがちなので、姿勢による腰痛の悪化を招くことがあります。

カフェインの摂り過ぎ

日頃からカフェインを摂りすぎている方は、生理時の腰痛が悪化する可能性があります。

カフェインには血管収縮作用があるため、摂りすぎると体を冷やしてしまいます。体が冷えると生理時の腰の痛みが強くなってしまうので、常飲しすぎるのはよくありません。コーヒーや紅茶、緑茶、エナジードリンクなどにカフェインが多く含まれるため、普段から飲みすぎていないか確認してみましょう。

生理のときの腰の痛みは病気の可能性もある

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生理時にひどい腰の痛みがあり、日常生活に支障が出るような場合は病気が隠れていることもあります。腰が痛いのは生理のときだけだからと軽く考えて放置せず、少しでもおかしいと思ったら婦人科で相談してみましょう。ここでは、生理時の腰の痛みにつながることがある病気を紹介します。

子宮内膜症

生理による腰痛がひどい場合は、子宮内膜症を患っている可能性があります。子宮内膜症とは、子宮内膜やよく似た組織が子宮以外の場所にできてしまう病気のこと。卵巣や卵管、腸など子宮以外の場所で子宮内膜が増殖と出血を繰り返すことにより、血液が溜まって強い痛みをもたらします。

子宮内膜症を発症すると、下腹部の痛みにともなって腰痛が発生することもあります。痛みが腰やお腹にとどまらず、背中や股関節などにまで広がるケースも少なくありません。生理が終わってからも腰痛が改善しない場合もあるため、腰痛が続くときは婦人科を受診することが大切です。

子宮筋腫

生理のたびにひどい腰痛に悩まされるときは、子宮筋腫が隠れている可能性もあります。子宮筋腫は、子宮の筋肉組織の一部が増殖することでできる腫瘍のこと。良性であり、無症状で済む場合もありますが、大きくなることで腰痛や腹痛、便秘、頻尿などの症状が現れることがあります。

子宮筋腫は、腫瘍の大きさやできる場所によって痛みが異なります。ほかの婦人科疾患との区別もつきにくいため、病院で検査を受けるのがおすすめです。

PMS

生理前に腰痛がひどくなる方は、PMSが原因の可能性があります。PMSとは、月経前症候群のこと。生理前の女性ホルモンの変動が原因で起こると考えられており、さまざまな身体症状や精神症状が出ます。

身体症状
● 頭痛
● 腹痛
● 腰痛
● 関節痛
● 乳房の張りや痛み
● 食欲の変化
● 便秘
● めまい
● 疲労感 など

精神症状
● イライラ
● 無気力
● うつ
● 集中力の低下
● 記憶力の低下
● 涙もろくなる など

PMSが原因で腰痛が起きている場合、基本的に生理が始まると腰の痛みも治ります。生理中ではなく生理前に腰痛が強くなるのであれば、PMSを疑ってみてください。

生理の腰痛に関するよくある質問

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生理時の腰痛に悩んでいると、病院を受診すべきかどうか、症状が緩和することはあるのかなどいろいろなことが気になってくるでしょう。生理による腰痛に関するよくある質問に回答するので、疑問の解消に役立ててください。

受診の目安は?

生理にともなう腰痛で悩んでいるけれど、婦人科を受診すべき目安がわからない…このような場合は、痛みの程度で判断しましょう。

鎮痛剤を飲んでも痛みがなくならない場合は、婦人科を受診するのがおすすめです。また、生理のたびに痛みが強くなっていたり、日常生活に支障が出るほど痛みが激しかったりする場合も婦人科で相談してみてください。

腰痛の原因となる病気がある場合は、早めに婦人科を受診することで速やかに治療を始められます。原因となる病気がなくても腰痛を改善する手段を教えてもらえるため、痛みを我慢せずに相談してみましょう。

出産したら生理痛や腰痛は軽くなる?

出産後に生理痛や腰痛が軽くなる人もいれば、重くなる人もいます。

出産後に生理時の腰痛が軽くなるのは、子宮口が広がるからです。出産を経験していない女性は子宮口が狭いケースが多いため、経血を排出しようとしてプロスタグランジンが多く分泌され、強い痛みが出てしまいます。出産を経験した女性は子宮口が広がるので、プロスタグランジンの分泌量が少なくても経血が排出され、腹痛や腰痛が軽く済むのです。また、子宮内膜症がある方は、妊娠・出産の期間に月経がなくなるため、子宮内膜症が軽快します。すると、子宮内膜症が原因で起こっていた腰痛は軽くなります。

一方、出産後に生理時の腰痛が重くなる女性は、ホルモンバランスの乱れや骨盤のゆがみ、ストレスなどが影響していると考えられます。出産すれば生理に伴う腰痛が必ずしも軽くなるわけではない点は、覚えておいてください。

更年期になると痛みは軽くなる?

更年期を迎えて生理にともなう腰痛が軽くなる人もいますが、重くなる人もいます。

更年期を迎えると女性ホルモンが低下し、同時に生理痛の原因であるプロスタグランジンの分泌量も減少します。そのため腰痛をはじめとする生理痛が軽くなる方が多いですが、若い頃よりも生理痛が重くなるパターンもゼロではありません。

更年期に腰痛が重くなる原因として考えられるのは、ホルモンバランスの乱れやストレスなどです。子宮や卵巣に病気が潜んでいる可能性もあるため、更年期に生理痛が悪化した場合は婦人科に相談しましょう。

まとめ:生理時の腰痛の原因を知り、できる対策から始めよう

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生理によって腰が痛くなる原因には、病気のほかにホルモンの分泌や生活習慣の乱れ、ストレスなどがあります。冷え対策や骨盤を支えるアイテムの活用など、手軽に取り入れられるセルフケア方法もあるので実践してみましょう。

痛みがひどい場合は、できるだけ早く鎮痛薬を服用することも大切です。セルフケアや鎮痛薬で腰痛が改善されないのであれば、婦人科で相談してみましょう。婦人科で検査を受けることで、病気の可能性や適切なケア方法を知ることができます。

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